返品天国の落とし穴

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Amazonは購入者にとって非常に便利な仕組みを提供しています。
特に返品に関しては、
“自己都合でも返品OK、
しかも全額返金”という神対応っぷり。

でも、これって裏を返すと――

使うだけ使って、返品する。
パーツを抜いて、返品する。
間違って壊したから返品する。

なんていう地獄のような使い方も、できてしまうわけです。

実際、そんな使い方をしてる人、けっこういます。

でも言っておきます。

❌ 悪用しすぎるとアカウント止まります。

Amazonの購入アカウントが止まるだけならまだしも、
もしあなたがセラーアカウントも持っていたら、
連動してそっちも止まる可能性あります。

ということで今回は、Amazonセラー歴6年の私が、

  • Amazonセラーはどこまで購入者が見えるのか
  • 悪質な購入者にどう対応すべきか

を、実体験&画像つきでお届けします。

Amazonセラーは、購入者の動きを丸見えにできる

AmazonセラーはFBAによる注文の場合でも
誰がどういう注文をしたのかわかります

このように過去に何件注文を入れているか見ることができ
さらに何をいつ購入したかもわかります。

なんとこの購入者はうちから買った
6個の内5個を返品しているというのが判明しました。

通常であれば、ありえません。
一般的な購入者の場合の返品率は
5%程度と言われているので、あきらかにAmazonのシステムを悪用して
購入と返品を繰り返していると思われます。

このまま放置すれば
今後も返品され放題で損失が膨らむ可能性が高いです。

通報することができる

悪質と判断した場合、Amazonセラーは
Amazonに通報することもできます。

アカウント健全性ダッシュボード→Amazonポリシーの不正または違反を報告します。をクリック

そして違反の種類は、
別の出品用アカウントが~の部分を選択します。

この画面でASINや注文番号など
問題の詳細を入力して送信するだけです。

通報した結果は?

そうすると数日後にAmazonのアカウントスペシャリストからメールが届きます。

上記のように多くの場合は
措置を講じることができませんでした。
というテンプレ回答になります。

しかし、悪質な場合は以下のように
Amazon側で何らかの措置を講じる場合があります。

出品者様が提起されたこの問題を調査し、適切な措置を講じました。

とメールにはあります。

何をやったのかは不明です。
アカウントを一時止めたのか、警告メールを送ったのかは
わかりません。
しかし、セラーも返品され放題ではなく
このようにAmazonに通報することで
悪質な購入者に対抗することはできるのです。

まとめ:返品は正しく使おう

今回の例のように、Amazonのセラーが通報して発覚する場合もありますが
AmazonのAIが判定を下す場合もあるようです。

・返品率が異常なほど多い
・返品理由が自己都合の場合が多い
・発送後のキャンセルが多い
・高額商品の返品が多い

こういうの、普通に監視対象です。

Amazonは購入者ファーストではありますが、不正利用者に甘くはありません。

セラー側からも監視されていますし、場合によっては通報されます。

Amazonを気持ちよく使うためにも、返品は“必要なときだけ”にしておきましょう。

そしてセラー側も、「やられっぱなしにならない」こと。
多少の手間はかかりますが
おかしな購入者は通報する。これ大事です。