【心理学で見てみる】せどらーが陥りがちな4つの失敗パターンとその対策

せどり初心者の方
この記事は約3分で読めます。

【導入】

  • 「なぜか利益が残らない」
  • 「売れるはずのものが売れない」
  • 「気づいたら安売りしている」
    そんな悩みを抱えている方、それ、**心のクセ(認知バイアス)**が原因かもしれません。

せどりとは安く仕入れて高く売るビジネスです。
しかし、感情のままに行動をしているとついつい
高く仕入れて安く売るという
稼げるわけのない行動をしてしまいがちです。

この記事では、よくある失敗パターンを4つ紹介しながら
それぞれに潜む心理的な罠と対策を解説していきます。


✅ 1. 焦って期待値で仕入れてしまう

例:

1万でしか売れないものを仕入れができないという焦りから、2万円で売れると思い込み仕入れてしまう。

心理的背景:

  • FOMO(取り残される恐怖)
  • 確証バイアス(都合のいい情報だけを見る)

問題点:

  • 利益の出る仕入れではなく、「仕入れること」が目的になってしまう
  • 自信のなさから「今を逃したら終わり」と思ってしまう

対策:

  • 利益率の基準を数値でルール化(例:最低利益率30%以上)
  • keepaのグラフなどから最低でも売れる金額を決めて、それでも利益が残るなら仕入れる
  • 下手な仕入れをするくらないなら仕入れないほうがマシだと心得る

✅ 2. 数日売れないだけで即値下げ→赤字

例:

仕入れて2~3日売れなかっただけで不安になり、すぐに値下げ。最終的に赤字販売。

心理的背景:

  • 短期フィードバック偏重(Recency Bias)
  • 損失回避バイアス

問題点:

  • 自分が決めた売値に自信がない
  • 早く現金化したいという焦り

対策:

  • 自分が最初に決めた金額で売るという成功体験を積み重ねる
  • 自分の価格改定ルールを決めておく、1ヶ月売れなかったら10%下げるなど
  • 最低販売価格(底値)を決めておく

✅ 3. オークションで熱くなって高値入札

例:

最初は1万円までと思っていたのに、他の入札者と競り合ってつい1.3万円まで出してしまう。

心理的背景:

  • オークションフィーバー
  • サンクコスト効果(ここまできたら…と引けなくなる)

問題点:

  • 本来の「上限価格」という基準を無視する
  • 他人との競争が目的になり、冷静な判断ができなくなる

対策:

  • 自動入札ツールなどを使って、感情を排除した仕入れをする
  • 入札を一度いれたらあとは放置する
  • 高値更新すればするだけ、売るときに不利になると心得る

✅ 4. ライバルに追従してどんどん値下げ

例:

最初は1万円で売るつもりが、ライバルが9,800円→9,500円と下げたため、ついに自分も9,000円に…

心理的背景:

  • 社会的証明バイアス(他人がやってるから正しいと思う)
  • 認知的不協和(当初の戦略と現実のギャップに耐えられない)

問題点:

  • ライバルが価格崩壊を起こしても、それに付き合ってしまう
  • 目先の起きていることに反応して感情的になってしまっている

対策:

  • 売れないなら値段を下げるという行為は一番安易な行為だと思う
  • 自分だけの**差別化ポイント(写真・説明文・コンディション)**を磨く
  • 全体の数字をみてキャッシュが回っているかを確認する、
    回っているなら値下げするのは不要だと心得る

✅ まとめ

「なぜ売れない?」「なぜ利益が出ない?」
その答えは、心理的な影響も大きいのです。

このバイアスに打ち勝って利益を出していくには

結局のところ、
「感情ではなく数字と戦略」で動けるようになることです。

そのためには、

  • 正しい判断を積み重ねる
  • 成功体験を繰り返す

この2つを意識するだけで
自然と行動が変わり、稼げる型に近づいていきます。