Amazonで長年セラーをしていて、最近ふと気づくことがあります。
それは、Amazonが出品者を見ているのは、表に見える数字だけじゃないということ。
たとえば…
- 売上はそこそこなのに、やたらBuy Boxが取れるようになった
- 特に申請していないのに広告や担当者から案内が来る
- 突然「無料でサポートします」と電話がくる
これ、偶然じゃありません。
✅ セラーは“見えない評価軸”でランク付けされている
Amazonには、私たちセラーに見えているスコアがありますよね。
- 注文不良率(ODR)
- キャンセル率
- 評価数と星の数
- アカウント健全性スコア
でも実はそれ以外に、内部でしか使われていない「裏スコア」のような評価項目も存在していると考えられます。
たとえば:
- クレーム内容の種類(悪質な内容か軽微なミスか)
- 真贋調査の回数とその結果
- 顧客からの問い合わせに対する返信スピード
- ブランドとのトラブル履歴
こうした「信用スコア」によって、Buy Boxの獲得率やサポートの優先度が決まっている可能性が高いです。
✅ 実績が積み上がると“優遇”が始まる
私のところにも最近、Amazonの営業から電話がありました。
「FBA在庫が850個を超えたら、本格的に無料サポートします」という話でした。
要するに、
- しっかり売っていて
- トラブルも少なくて
- 今後もっと伸びそうなセラー
…に対しては、Amazon側からアプローチしてくるということです。
これは全セラーに対してやっているわけではなく、ある程度の実績を出している人だけが対象。
✅ ルールを守って地道に積み上げる人が報われる
Amazonというと、「冷たい」「理不尽」などネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。
たしかに一見、無機質な対応に感じることもあります。
ですが実際には、ルールを守って、地道に頑張っているセラーはちゃんと評価されていると感じています。
むしろ、Amazonほど“実力主義”なマーケットプレイスは他にないかもしれません。
まずはAmazonのルールをしっかり理解し、そのルールに沿って正しく出品・対応すること。
そのうえで成果を出せば、必ず何かしらの形で“返ってくる”仕組みになっています。
✅ 優遇されるとどうなる?
以下のような恩恵が受けられることがあります:
- 担当者から広告運用やSEO対策のアドバイス
- セール出品枠の先行案内
- 新規出品支援(画像・キーワード改善など)
- Amazon Lending(出品者向けローン)の案内
- 急な違反通知への早期対応
表には出ないけど、「売れやすくなる仕組み」に入り込めるわけです。
✅ まとめ:Amazonは“履歴社会”
Amazonは、
「誰でも出品できるプラットフォーム」だけど、
「誰でも平等に扱われる」わけではありません。
むしろ、
- アカウント歴が長い
- 評価が多い
- クレームが少ない
- 在庫の供給が安定している
こういったセラーが、見えない部分で確実に“優遇”されているのが実態です。
✍️ 最後に
もし「最近売れ行きが落ちた」「Buy Boxが取れにくい」など感じているなら、
それは価格だけの問題じゃないかもしれません。
まずはルールを正しく理解し、目に見えない“信用残高”を積み上げる。
それが、長くAmazonで戦っていくための一番の近道です。