最低限これだけは知っておこう、せどりの会計基礎

せどりを始める人の中には、
「売れた＝稼げた」と思っている人が意外と多いです。

ですが、売上＝利益ではありません。
そこを理解していないと、どれだけ仕入れても、
どれだけ売っても“お金が増えない”という壁にぶつかります。

この記事では、せどりを始める前に最低限知っておくべきお金の基礎知識を
わかりやすくまとめました。

売上・粗利・純利の違いを理解しよう

会話の中で「月に30万円稼いでます！」という人がいても、
それが売上なのか、粗利なのか、純利なのかを聞いてみると、
「え？わかりません…」という方がたまにいらっしゃいます。

これを区別できないと、数字がまったく読めません。

つまり、売上から原価と諸経費を差し引いたものが本当の利益です。
売上＝稼ぎではない、ここが出発点です。

多くの人が混同しがちなポイントです。

たとえば、
今月50万円仕入れて、そのうち30万円分が売れたなら、
売上原価は30万円で、残り20万円は在庫。

この区別ができていないと、
「今月は黒字のはずなのにお金が減ってる」
という謎現象が起きます。

数字が多くて難しく感じるかもしれませんが、
最低限これだけは押さえてください。

売れた金額 − 仕入れた金額＝粗利

最低限これだけは必ず管理しましょう。

これを管理しないと、そもそもせどりが成立していません。
他にも重要な数字はありますが、
とりあえず初心者の方はこの「粗利」の数字を意識してください。

この数字が見えるようになると、
「いくら稼いでいるのか？」という質問にも
的確に答えられるようになります。

粗利がわかるようになったら、
次に覚えておきたいのが**ROI（投資利益率）**です。

ROI ＝ 粗利 ÷ 売上原価 × 100

この数値は資金効率を表します。

初心者の方は、まず80％以上のROIが見込める商品だけを仕入れるのがおすすめです。

ROIが低ければ低いほど、資金が増えにくくなります。
せどりでよくある「利益は出ているのにお金が増えない」という現象は、
ROIが低すぎる仕入れを続けていることが原因として多いです。

だからこそ、
「ROI80％以上を目安に仕入れる」
というシンプルなルールを作るだけで、
お金が増える流れが作れます。

これで１つ仕入れのルール(仕入れ基準)
が一つできました。
１歩前進です。

そう感じる人も多いと思います。
ですが、それは仕入れ力がまだ育っていないだけの話。
つまり、ここを磨いていくことがせどりの醍醐味です。

中古せどりの場合
慣れてる方だとROI100％は普通です。
上達していけばROIの高い仕入れができるようになっていきますので
仕入れと販売、検証を繰り返して行きましょう。