せどりでは時給を計算することが
大事だとは言われていますが
なぜでしょうか?
時給を把握するとなにかいいことがあるんでしょうか?
例えば時給700円という結果がわかったとしても
じゃ最低賃金以下じゃないか、
で終わっていては意味がありません。
もしくは、なにか改善しないとダメだ、と思っても
時給の意味を理解しないと正しい改善はできません。
時給の使い方を知らないから
時給を計算しようとしない
その結果せどりで稼げなくて辞めていくという
人が多いと思います。
この記事では私が使っている
せどりの時給の考え方や使い方についてまとめます。
10分ほどで読める内容になっています。
時給を計算する理由とは
時給を計算する理由の結論を、先にお伝えすると以下の2つになります。
- 現状の把握をするため
- 目標を達成するためにあると便利な数字だから
時給の計算式
時給の計算式は一見単純に見えます。

時給=利益÷作業時間です。
しかしよく考えてみると
利益と言っても粗利を入れるのか?純利を入れるのか?
それとも見込みの利益なのか?実際の数字なのか?
作業時間には仕入れの時間だけなのか
梱包やデータ入力の時間も全部含めるのか?
など、実際は計算式ほど
単純な話にならないということがわかります。
私の考えは、時給の計算は目的により変わってくるということです。
私の時給の計算は以下の2つを使っています。
- 仕入れの能力を把握する
- せどりで稼げる時給を把握する
それぞれの計算式と使い方を説明していきます。
仕入れの能力を把握する場合の時給の計算式と使い方
これは自分の仕入れの能力、または仕入れスキームの時給を
把握するために使います。

分子の利益は粗利を使って
分母の時間は仕入れに使った時間だけを入れます。
これにより、仕入れの時給を把握することができます。
粗利は仕入れた時点の、見込み利益の金額で問題ありません。
なぜ、仕入れの時給を把握する必要があるのか?
というと、いろいろ理由はありますが
一番の理由は、後述するせどり全体の時給だけだと
問題の把握が困難だからです。
例えば、せどり全体の時給が800円にしかならない
でも仕入れの時給を計算したら3,000円は出てる
だったら、仕入れ以外の部分を改善していけば
いいんじゃないのか?
といった具合に、何が問題になっているのか?
把握しやすくなります。
目安としては、仕入れの時給は最低でも3,000円を
目指してください。
このくらいは出ていないと仕入れの能力はまだまだ低く
改善する部分は多いと思ってください。
💡補足
粗利は見込みの金額でいいと伝えましたが
実際の数字と、見込みでは当然差額が出てきます。
なのでもっと正確な数字を出す場合は
仕入れた金額✕毎月の平均的なROI、で粗利を計算してください。
毎月の平均的なROIとは着地での実際の数字です。
ROIの説明はこちら
例えば、仕入れ金額が5万円 毎月の平均的なROIが80%なら
5万円✕80%で4万円が粗利となります。
仕入れた時点での見込み利益に比べて、信頼性の高い数字になります。
せどり全体の時給を把握するための計算式と使い方
次は、せどり全体での時給です。

分子には純利で、分母にはせどりにかけたすべての時間が入ります。
💡補足
大丈夫だと思いますが、粗利とは売上から手数料と原価だけを引いた利益です。
純利とはその粗利から梱包代などの諸経費もすべて差し引いた利益です。
この計算式により、せどりでの時給がわかります。
仕入れの他に梱包や、データ分析や顧客対応などの
時間も全部いれるの?
大変だろ
と思うかもしれませんが、およそでも問題ないですし
月に一回集計して計算するだけでもいいと思います。
しかし、仕入れの時間と納品作業時間の2つは
明確に把握するのをおすすめします。
理由としては、前述した問題点の把握のためと
後々外注化するときのためです。
せどり全体の時給を把握する計算式よりも
基本的には、仕入れの時給を把握する方をメインで使っていきます。
理由は以下です。
- 経費により変動するから実態の把握がわかりにくい
- せどりは仕入れ以外だと納品作業に占める時間の割合が大きくなるが
納品作業は外注化するのが基本だから
1つ目は、パソコンなどの大きな買い物をした場合や
外注を入れた場合など、経費を大きくかけた場合は
その月は時給が下がってしまう、などの理由です。
2つ目は、納品作業は外注化して、自分でやらないようにしていく
必要があるため、メインとなる仕入れの時間だけを把握しておけば
いいということです。
時給の使い方
私の場合、時給の使い方は2つあります。
- 目標粗利を達成するための作業時間を算出する
- 目標とする時給を算出する
一つづつみて行きましょう。
時給の計算には、仕入れの能力を把握する方を使っていきます。
目標粗利を達成するための作業時間を算出する
目標粗利を達成するための作業時間を
作業時間を算出するとは、以下の手順で計算できます。
- 今の時給を計算する
- 目標とする月間の粗利を今の時給で割る
- 必要な作業時間が算出できる
例えば、今の時給が2,000円だったとします。
そして、目標とする粗利が20万円だったとします。
そうなったら、200,000÷2,000=100時間
この100時間が、現状の時給で計算した
目標粗利20万を達成するために必要な時間です。
ちなみに、時間とは仕入れの時間のみになるので
誤解が無いようにしてください。(使っている時給が仕入れのみだから)
あとは、この100時間が現実的かどうかを考えてください。
仕入れだけで月間100時間なんて
どう考えても不可能だと
思うなら、時給を上げるか
目標粗利を下げるしかありません。
目標粗利を下げたくないなら
時給を上げていくために
仕入れの効率化を考えていくだけです。
目標とする時給を算出する
さきほどのは、目標粗利÷現状の時給で、必要な仕入れ時間を計算しました。
次は、目標とする時給を計算します。
さきほどの例を出すと
現状の時給が2,000円で20万の粗利を達成するためには
100時間が必要でした。
しかし、100時間はどう考えても無理なら
現実的な月間の仕入れ時間を出してください。
例えば、月間60時間は仕入れに当てることができるとします。
そうなったら、目標粗利を現実的な仕入れ時間で割ります。
200,000円÷60時間=3,333円
この3,333円が目標とする時給です。
それがわかったら、今の時給2,000円を
3,333円にする方法を考えていくだけです。
仕入れの効率化についても
簡単にここで触れておくと以下のような
ものが考えられます。
- 優良店舗のみを回る(リサーチする)
- 商品リストの質を良くする
- 無駄な商品をリサーチしない
- 仕入れ基準を緩める
どれが自分にとってもっとも有効な
改善策かは検証していくしかありません。
しかし、時給を計算することで
やるべきことが見えてきたのではないでしょうか?
まとめ
時給を計算する理由の結論としては
現状の把握をするためと、目標達成するために便利な数字だから
時給を計算していきます。
時給には2つの計算方法がある
- 仕入れの能力を把握する
- せどりで稼げる時給を把握する
基本は仕入れのほうだけを使って
せどりの作業全体の時給を把握するのは
月に1回くらいすればいいと思います。
私も時間の棚卸しということで
月に1度はすべての作業を見直しています。
時給の使い方も2つ紹介しました。
- 目標粗利を達成するための作業時間を算出する
- 目標とする時給を算出する
順番としては1をまず計算して
その作業時間が妥当かを検討してください。
妥当であれば、作業をすればいいだけです。
作業時間をもっと減らしたいなら
2で目標とする時給を計算してください。
あとは、その時給を達成することが
目標になっていきます。
仕入れを見直して、無駄を省いて行ってください。
無駄を省けば必然的に、時給は上がっていきます。
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