FBA海外配送を有効にしていると
手軽に自分の商品を海外に
販売することができるようになります。
販路が広がるので売れ行きも良くなるのですが
海外に発送している分って国内で販売した分と
一緒に集計しても問題ないの?
って疑問に思いませんか?
原則は国内と海外に発送した分は分ける必要がありますし
分けたほうが消費税の面でお得になります。
今回の記事はFBA海外配送分の売上を
会計Freeeというソフトを使って
検索して国内分の売上と分ける方法についてまとめます。
AmazonでFBA海外配送を有効にしていて
消費税を収めている方には、お得なやり方なので
ぜひ見て行ってください。
この記事は以下に該当する人におすすめの内容です。
- Amazonせどりをやっている
- FBA海外配送を有効にしている
- 海外への販売が毎月いくらかでもある
- 確定申告書は会計Freeeを使って作成している
- 消費税課税事業者
- 国内と海外分の売上を分けていない
FBA海外配送とは
FBA海外配送について簡単に説明しておきます。
FBA海外配送は追加の手数料などは無しで
手軽に世界各国に販売することができます。
設定の方法は以下になります。



FBA海外配送で売れた分は以下のように
海外の方に売れているというのがセラーセントラルでも確認できます。

売れ行きは良くなるのですが
デメリットとして、消費税分10%を引かれた分が入金されます。
画像の商品を例に出すと販売代金は18,780円でしたが
画像のように商品の小計には10%引かれた 17,073円が計上されています。
この点を補うためにもこれから説明するやりかたで
海外配送分の消費税を輸出にするのをおすすめします。
そうすれば、この分の売上は消費税の預かりはないものとして集計されます。
FBA海外配送分の売上を分けるメリット
手順の説明の前に
海外配送分を分けるメリットについて説明しておきたいと思います。
なぜ分けたほうがいいのか知っておいたほうが
作業をするモチベーションにもなると思うからです。
メリットは一つで
消費税が免税になるからです。
消費税とは国内に販売したものに対して課税されるため
海外に販売したものは免税になります。
これはAmazonで海外に販売した分も当然含まれます。
消費税は預かった消費税から支払った消費税を差し引いて
その差額を納税する仕組みです。
その預かった分の消費税として
海外に販売した分は集計しなくてもいいのです。
ということは仕入れ分だけそっくり
得することになります。
わかりにくいと思うので
例を上げます。
国内分と海外分を分けないときの消費税額
前提消費税10%
売上110円 仕入れ88円 消費税納税額 10-8=2
2円が消費税納税額になります。
国内分と海外分を分けたときの消費税額
国内売上55円 仕入れ88円 消費税納税額 5-8=-3
海外売上55円
消費税の計算は国内の売上のみで行うので
預かっている消費税は5円となるのです。
なので、5-8で3円消費税が還付されることになります。
分けていなければ、2円の支払いが発生するのに対して
海外分を分けることで、3円戻って来るのです。
💡補足
消費税の還付を受けるには、手続きが必要です。
手続きを行わなければ消費税の還付金はもらえません。
それと消費税の納税方法を 本則課税にする必要があります。
簡易課税制度で消費税を計算している場合は還付金はもらえません。
この例では国内と海外を半分にしたので還付されますが
国内8割、海外2割くらいでも
消費税の支払額は大分減らせることができます。
なので、多少手間がかかっても
海外分を分けない手は無いのです。
海外配送分の税区分をFreeeで輸出等に変更する方法
それでは手順について説明します。
前提として、Amazonの売上登録を
決済レポートのアップロードで行っている必要があります。
(じゃないとSKUの検索ができません)
まずセラーセントラルの
レポート→フルフィルメントをクリックです。

売上の項目にある出荷レポートをクリック

ダウンロードをクリック

期間を選択して、CSV形式でダウンロードをリクエストをクリック→ダウンロードです。

以下のエクセルファイルがダウンロードできるので
フィルターをかけて、配送先市町村にフィルターをかけます。
英語になっている部分にチェックをつければ
海外配送分だけフィルターをかけることができます。


次に会計Freeeを開きます。
会計Freeeで取引にマウスを合わせて取引一覧・登録をクリック
そのあと検索条件をクリックしてください。

次にエクセルファイルに戻って
SKUをコピーしてください。
一つづつやっていく必要があります。

そのコピーしたSKUを会計Freeeの備考に貼り付けして検索します。

そうすると、そのSKUの明細がでてきます。
税区分を確認すると、課税売上になっています。
決済レポートをアップロードして売上登録した時の
税区分になっているということですね。

このままだと、輸出の分も課税されるので
輸出等に変えて免税にする必要があります。

輸出等にしたら、保存をクリックでOKです。
これを一個一個やっていくだけです。
私は月間270個ほどAmazonで中古品を販売していますが
海外配送分は5%ほどで個数にすると10個ぐらいです。
なので手作業でやってもそれほど手間にはならないかと思います。
その分消費税が安くなりますし
毎月10個でも年間にすると100万円くらいにはなります。
その分の10%なので10万円消費税が年間で安くなる計算です。
毎月15分くらいの作業で
10万円節税できるなら個人的にはありだと思います。
まとめ
FBA海外配送を使うことで売れ行きは良くなります。
国内でなかなか売れないものでも、海外の方が買って行って
くれる場合があるのでかなり助かっています。
しかし、デメリットとしては売上の10%、
消費税分差し引かれて入金されてしまうので
その点を補うためにも、海外配送分の
税区分は輸出等にするのをおすすめします。
いろいろ調べましたが、一括で変更できるような
やり方は見つからなかったので、今のところは
今回紹介したやり方で一個一個訂正していくしかありません。
多少手間にはなりますが
節税になるので、ぜひ今回紹介したやり方を参考に
やってみてくださいね。
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