「決定権がない」という不自由さに気づいた日

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「もっと給料上がらないかな…」
「希望出した部署じゃないのに…」
「なんであの人だけ出世してるの?」

こんなふうに、会社員として働いていて一度でも思ったことがある人は多いと思います。
実際、私も昔はそうでした。

でも、よくよく考えてみると、それって当たり前なんですよね。
なぜなら、会社で働くというのは、自分の人生における「決定権」を他人に預けることだからです。

すると決まって、
「いやいや、俺は仕事より趣味に人生の意味を見出してるから」
「趣味が充実していれば別にそれでいいでしょ」
という意見が出てきたりします。

たしかに、趣味があるのは素晴らしいことですし、それを楽しみに日々を乗り切っている人も多いと思います。
でも、ちょっと冷静に考えてみてください。

1日で趣味に使える時間って、どれくらいありますか?
平日であれば、せいぜい1〜2時間。
一方、会社に費やしている時間はどうでしょうか?
通勤を含めれば、1日の大半が仕事に奪われているのが現実です。

つまり、人生の大部分を費やしているのは「仕事」であり、
その仕事に対して自分に「決定権がない」としたら、
**本当にそのままでいいのか?**と、一度立ち止まって考える価値があると思うんです。

この記事では、会社員として働くことと、自営業として働くことの違いについて整理してみました。

以下のような悩みを感じている方にとって、参考になるかもしれません。

  • 会社で働いていると、理不尽なことが多くて毎日悩んでいる
  • 自分の好きなようにできなくてストレスを感じている
  • 他人に管理されるのが苦手、もっと自由に働きたい

誤解しないでいただきたいのは
会社員はだめ、自営業がいい、ということではありません。

目次

  1. 会社員は「決定権」が他人にある
  2. 自営業者は「全部自分で決める」世界
  3. 言いたいのは「自営業が最強」ではない
  4. まずは「自分で稼ぐ力」を持つ
  5. あとがき:自由とは、「自分で選べること」

会社員は「決定権」が他人にある

たとえば…

  • 出世できるかどうか
  • 給料が上がるかどうか
  • ボーナスが出るかどうか
  • どこの部署に行くのか
  • どんな仕事を任されるのか

これ、全部上司や社長が決めることです。

どれだけ能力があっても、「あなたはこの部署でこの仕事をやってね」と言われたら、それに従うしかない。
もちろん、不満を言ったり、掛け合ったりすることはできます。
でも、最終的な「決定」はやっぱり自分じゃない。

ここが、会社員という立場の最大の不自由さだと思います。


自営業者は「全部自分で決める」世界

じゃあ、自営業はどうか?

  • どんな仕事をするかも
  • どこで誰と働くかも
  • いくらで売るかも
  • 売上をどう使うかも

すべて、自分で決めることができます。

これはものすごく自由だし、やりがいもある反面、すべての責任が自分にのしかかるということでもあります。

売上が落ちても、誰も助けてくれません。
利益が出なければ、当然ボーナスもゼロです。
体調を崩せば収入も止まります。

でも、それでも私は「自分で決められる人生」を選んで良かったと思っています。


言いたいのは「自営業が最強」ではない

ここまで読んで、「会社員なんてやめて独立したほうがいい」と言いたいのか?と思うかもしれませんが、実はそうじゃありません。

この記事で伝えたいのは、
「自分の人生の決定権を、ちゃんと自分で持っていますか?」
ということ。

会社にいても、自営業でも、フリーランスでも、どれが正解かなんてありません。
ただ、何もかもを人任せにして、「決まったことに従うだけ」の人生を続けていると、気づかないうちに選択肢がなくなっていきます。


まずは「自分で稼ぐ力」を持つ

だからこそ、私がおすすめしたいのは、

とりあえず、自分で稼ぐ力を持っておくこと。

最初から脱サラしろとか、いきなり法人化しろなんて話じゃありません。
副業でも、物販でも、ブログでも、バイトでもいい。
小さくてもいいから「自分の判断で、収入を生み出せた」という経験があると、人生がガラッと変わります。

決定権を少しずつ取り戻す。
その一歩目が、「自分で稼ぐ力を身につける」ことだと、私は思っています。


あとがき:自由とは、「自分で選べること」

結局、人生における自由って、「好きなことができる」ことじゃなくて
**「自分で選べること」**なんだと思います。

誰かに決められた人生より、多少不安でも自分で選んだ人生のほうが、ずっと納得できる。

そのために、まずは自分で決められる力、行動する力を少しずつ身につけていきましょう。

少しでもあなたの背中を押す手助けになれば幸いです。