Windowsの便利ツール PowerToys。
その中でも特に「Keyboard Manager」は、日々のせどり作業をグッと効率化してくれる機能です。
「よく使うキーを押しやすい場所に変えたい」
「出品用の定型文を一発で入力したい」
そんなときに活躍するのがこの機能。今回は 基本的な使い方 と せどりならではの活用例 をまとめます。
Keyboard Managerでできること
Keyboard Managerには大きく分けて2つの機能があります。
1,キーの再マップ
2,ショートカットの再マップ
1つづつ説明します。
1. キーの再マップ
あるキーを、別のキーやショートカットに入れ替える機能。
例:
- 無変換キー → Ctrl + C(コピー)
- 変換キー → Ctrl + F (検索)
👉 普段使わないキーにショートカットキーを割り当てると超便利です。
2. ショートカットの再マップ
キーの組み合わせを、別のショートカットやテキスト入力に変える機能。
例:
- Alt + V → 特定のサイトを開く
- Alt + C → 特定のツールを起動する
👉 出品作業でよく使う定型文を登録しておけば、入力の手間が激減します。
基本的な設定方法
キーの再マップ
以下の画像を参考にしてださい。

- PowerToys を開く
- 「Keyboard Manager」→「キーの再マップ」をクリック
- 左側に「元のキー」、右側に「変換先」を設定
- 例:無変換キー → Ctrl + X(切り取り)
選択ボタンを押して登録したいボタンを押すのがポイントです。
これで例えば、無変換キーを押すだけで切り取りが実行されます。
ショートカットの再マップ
ここではショートカットキーで特定のエクセルファイルを
起動する登録方法を紹介します。

- PowerToys を開く
- 「Keyboard Manager」→「ショートカットの再マップ」をクリック
- 左側に「発動させたいキーの組み合わせ」を設定(例:Ctrl + Alt + 1)
ショートカットボタンを押してキーの組み合わせを押す - 右側は以下の通り
アクション:プログラムの実行
アプリ:エクセルのパスをコピペする(起動したいファイルではなくエクセルの点に注意)
引数:起動したいエクセルファイルのパスをここにコピペ
右上のOKをクリック
⚠️ 注意点
- ショートカットの先頭は 修飾キー(Ctrl, Alt, Shift, Win) を使う必要があります
- 日本語入力モード(全角)では効かない場合があるので、半角英数で試すのがおすすめです
せどりでの活用実例
出品作業の効率化
- Ctrl + Alt + 1 → 「動作確認済み」
- Ctrl + Alt + 2 → 「付属品は写真にあるものが全てです」
- Ctrl + Alt + 3 → 「傷・汚れあり」
👉 これで出品説明が一瞬で入力できます。
毎回コピペするよりも確実に時間短縮になります。
リサーチの効率化
例
- 無変換 → Ctrl + C(コピー)
- 変換 → Ctrl + V(貼り付け)
👉 型番をコピーして検索、相場調べを繰り返すときに、手の動きが最小限で済みます。
ツールやスプレッドシートの起動
- Ctrl + Alt + K → Keepaのスプレッドシートを開く
- Ctrl + Alt + Y → ヤフオク検索ページを開く
👉 リサーチツールを一発起動できるのも強力です。
設定を忘れないための工夫
「どのショートカットに何を割り当てたか忘れる」問題はよくあります。
対策は以下の通りです。
- PowerToysの「再マップの表示」で確認
- 付箋アプリ(Sticky Notes)に一覧を常時表示
- 数字キーを作業順に関連付ける(1=動作確認、2=付属品、3=傷)
👉 特に「付箋で画面端に貼っておく」のが実用的です。
まとめ
PowerToysのKeyboard Managerは、
- 単独キーを入れ替える「キーの再マップ」
- 複数キーに処理を割り当てる「ショートカットの再マップ」
の2つがポイント。
せどりの現場では、
- 出品文の定型文入力
- リサーチのコピー&ペースト効率化
- ツール起動のショートカット化
に活用すれば、作業効率が一気に上がります。