せどりを始めたばかりの頃、
多くの人が「安く仕入れて高く売る」ことばかりに意識を向けがちです。
もちろんそれ自体は正しいのですが、
私が6年以上中古せどりを続けてきて「これが一番大事だ」と確信していることがあります。
それは――
「めんどくさくても、その行動をその場で終わらせず、必ず記録し、次に繋げること」
です。
記録をしない人が多すぎる
例えばこんな経験はありませんか?
- この商品相場よりだいぶ安く変えたけど…どこ店舗だったっけ?
- 前に同じ商品を仕入れたけど、どんなコンディションで付属品なに付けたっけ?
- この商品仕入れたことあるけど、ASIN見つからない…
- 問い合わせに同じような内容が何度も来て、その都度ゼロから文章を考えている…
多くの人は、仕入れや販売、問い合わせ対応を「その場限り」で終わらせてしまいます。
すると、同じ失敗を繰り返したり
せっかくの成功パターンを再現できなかったりして
なかなか効率化・安定化できません。
記録するだけで未来が変わる
私はこれを徹底的に記録するようにしました。
- 商品の特徴
→ この商品は状態悪目でもクレームになりにくい/付属品なしだと返品率高い - 仕入先の特徴
→ A店は動作品が多い、B店は値付けが甘いけど不良率も高い - 落札率の把握
→ このストアは落札率が高いから重点的に狙おう - 販売データ
→ 仕入れ値○円、販売額○円、仕入先、どの外注スタッフに送ったか - リピート仕入れの可否
→ 特定のショップで同じカメラを複数回入手できた - 納品スタッフごとの返品率の把握
→このスタッフの返品率が高い、梱包とか検品が甘い? - 問い合わせやクレーム対応
→ テンプレを保存しておくことで、次回は数十秒で返信完了
これらを一つひとつ蓄積していくと
同じ商品や同じ場面に出くわしたときに「過去の成功パターン」をすぐに再現できます。
1年後にはライバルを大きく引き離せる
正直に言うと、記録するのはめんどくさいです。
仕入れや出品作業の方が「今すぐお金になる」
と感じやすいので、後回しにされがちです。
でも、この「記録→次に活かす」習慣を続けた人と、やらなかった人の差は1年後に大きく開きます。
- 記録してきた人 → 仕入れ基準がどんどん洗練され、安定した仕入れと利益率も高くなる。時給も高くなる
- 記録しない人 → 毎回ゼロベースで考えるので、効率も安定感も伸びない
結果、同じ時間を使っていても利益額や精神的な余裕に大きな差が出ます。
まとめ
せどりで稼ぐために一番重視すべきことは、
「その場で終わらせず、記録して次に繋げること」 です。
地味で手間のかかる作業ですが
これこそが1年後にライバルを大きく引き離すカギになります。
いつも言っていることですが
「めんどくさいことをやる人」こそが、長く安定して稼ぎ続けられる人です。