メルカリから仕入れてAmazonで売るのは問題ないんですか?なんか不安
結論、中古品なら問題ないですが、どんなことが不安になってるのか整理してみましょう
メルカリは仕入先として使っているせどらーの方も多いと思いますが
なんかやましいことやってるんじゃないのか?
と不安に思ってる方も多いかもしれないですね。
この記事ではメルカリ仕入れは違法になるのか?
または、Amazonの規約に違反しないのか?
といったことについて、まとめたいと思います。
💡補足
私の経験や顧問税理士への確認、ネットで調べたことについて、まとめています。
詳細な内容については、警察署や税務署、Amazonにご確認いただいて
ここのでの内容は、あくまで参考程度とお考えいただければ幸いです。
メルカリ仕入れの懸念点
メルカリから仕入れることの
なにが気になるのか?
についてまず考えてみます。
- 匿名配送の場合だと古物台帳が付けられない
- インボイスが貰えない
- Amazonで販売しても問題ないのか
だいたいこの3つになるかと思います。
一つづつ確認してみましょう。
匿名配送の場合だと古物台帳が付けられない
古物台帳が付けられない
という点については、匿名配送じゃない場合でも
そもそもつけることができません。
というのも、古物台帳には身分証の確認と記録が必要だからです。
匿名配送ではない場合は、仕入先の名前と住所はわかると思います。
しかしネット仕入れの場合
身分証まで確認するというのは現実的ではない以上
そもそもにおいて、正しい古物台帳などつけることができないということです。
メルカリでアカウント作ってるんだから、身分証の確認は不要では?と思うかもしれないですが、そうはならないようです。
古物台帳が付けられないことの対策
古物台帳は以下の商品を除いて
仕入れ代金が1万円未満のものは、付ける必要が無いとされています。
- 自動二輪車及び原動付自転車 部品含む
- ゲームソフト
- CD、DVD、BDなど
- 書籍
つまり、家電などを扱ってる場合は
仕入額1万円未満なら、古物台帳を付ける義務はないのです。
なので、どうしても心配というなら
ネットでの仕入額を1万円未満にすれば問題ありません。
💡補足
仕入額が1万円未満であっても、未成年かの確認は必要では?
という意見もあると思います。
また、1万円以上のものも仕入れたい、という人もいると思います。
その場合は、古物台帳をつけてください。
必要事項が記載されていれば
仕入れ管理表と併用する形のもので問題ないと思います。
特に大事なのが仕入先のリンクです。
それさえわかれば、万が一警察から盗品の問い合わせが来ても
対応できるからです。
私の方でも地元の警察に確認しましたが
仕入先のリンクがわかって身元を調査できるようになっていれば
本人確認や未成年かの確認は不要と言われました。
こんなニュースもありましたが、結局不起訴になってますよね。
https://www.asahi.com/articles/ASRD8659XRD8UTIL02J.html
心配な方は、警察の担当者によっても話が変わる場合があるようなので
地元の警察に確認してみるといいでしょう。
ネットでの取引が当たり前になった現在では
現行の古物商の制度自体が時代遅れで
時代にあっていない、という声は
他方から出ているで、改正して欲しいものです。
インボイスが貰えない
2023年10月からインボイス制度が始まりました。
💡補足
インボイス制度の知識がある前提で説明していますので
インボイス制度が分からない方は、ネット等で確認をお願いします。
仕入税額控除を受けるには、仕入先のインボイスが必要なる、
しかし、メルカリで個人から仕入れる場合、
インボイスが貰えないから問題になるんじゃないのか?
という心配だと思いますが。
これは全く問題ないです。
理由は以下の2点からです。
- 副業なら基本、簡易課税を採用してるはずなので、そもそもインボイスは不要
- 本則課税を採用している場合でも中古品の場合は基本インボイス不要
一つづつ確認してみましょう。
副業なら基本、簡易課税を採用してるはずなので、そもそもインボイスは不要
消費税の計算には、
簡易課税制度と
本則課税制度の2つがあります。
簡単に言うと、簡易課税制度は年間の売上額が5,000万円以下の
事業者が採用することができる消費税の計算方法です。
売上の何%かを消費税とする、といった感じのざっくりとした
計算方法なので、インボイスが不要になります。
それで、副業で月に数十万円くらいを稼ぎたいと
いうなら、年間の売上は5,000万以下になると思うので
簡易課税精度を採用すれば、インボイスは不要になります。
💡補足
インボイス登録しなかったらどうなるの?
という疑問もあると思います。
その場合は当然インボイスは不要です。
しかし、売上1,000万円を超えれば、消費税の納税義務が生じます。
消費税を払うならインボイス登録しないデメリットは特に無いので
登録することになると思います。
しかし、売上1,000万円以下の場合でインボイス登録しなくても
売上への影響は少ないと判断するなら、インボイス登録はしないほうがいいでしょう。
※基礎知識が無いとなに言ってるのかわからないと思うので、インボイスや消費税について
気になる方は調べてみるといいです。
本則課税を採用している場合でも中古品の場合は基本インボイス不要
インボイス制度には特例があって
中古品の仕入れの場合、以下の4つの条件を満たせば
インボイスが無くても仕入税額控除は可能となります。
- 古物商か質屋を営んでいること
- 古物・質物が適格請求書発行事業者以外からの仕入れであること
- 仕入れた古物・質物が棚卸資産であること
- 帳簿の保存
1、古物商の許可書は必要になります。
2は仕入先のことですが、メルカリ仕入れなので
個人から仕入れている前提になるので、インボイス事業であるか
心配する必要は無いと思います。
3の棚卸資産とは仕入れて販売する目的のものです。
販売目的でなく、自分で使う場合などはこの特例を
利用できませんが、基本は仕入れ目的でメルカリから買うはずです。
4の帳簿の保存については、古物商のところで
説明したように仕入額を1万未満に押さえれば
帳簿の保存の義務はなくなります。
この4つを満たすことは難しくないと思うので
本則課税を採用している場合でも
古物商の特例を利用することで、インボイスは不要になります。
💡補足
インボイスについては、ごちゃごちゃしてわかりにくいと思いますが
結論としては、中古品の場合インボイスは不要と思ってもらって
基本問題ないです。腑に落ちない方などは税務署などにご確認ください。
Amazonで販売しても問題ないのか
メルカリから仕入れたのを
Amazonで販売しても、規約違反にはならないのか?
ということだと思いますが
結論としては、中古品で出品する場合は問題ないです。
新品で出品する場合は、Amazonのコンディション・ガイドラインの
規約違反となるので、NGです。
Amazonから仕入先の請求書の提出を求められた場合は?
真贋調査などで、Amazonから仕入先の請求書を出すように言われた場合
どう対応すればいいのか?
心配になるかもしれないですが、
これは中古品の仕入れの場合、どこから仕入れていても
基本は請求書を準備することはできません。
メルカリはもちろん、実店舗やヤフオクと言ったサイトでも
請求書をもらうことは難しいです。
なので、結論としては、中古品の場合、請求書は用意しなくていい
と思っています。
中古品の場合でも、請求書を出してくれる
ところはあるかもしれませんが、せどらーの場合
そこだけに限定して、仕入れをするのは現実的ではないと思います。
それに私の場合、中古品をAmazonで5年以上販売してますが
請求書の提出を求められたことはありませんし
そういった話もほぼ聞きません。
中古品で真贋が来たというのも稀に聞きますが
請求書の提出が必須になるというのは
ほぼないと思いますし、基本はその出品を停止すれば
解決することがほとんどです。
この話をどこまで信用するかは
あなた次第にはなりますが、どうしても心配なら
請求書を発行できる仕入先からのみ仕入れるしか対策はありません。
まとめ
- ネット仕入れの場合そもそも正確な古物台帳は付けられない
- 対策としては、仕入額を1万未満にする
- インボイスは中古品の仕入れの場合基本は不要
- Amazonでの販売も中古品の場合は基本問題ない
- 請求書の提出をAmazonで求めれることは中古品場合は基本的に無いが
どうしても心配なら請求書を出せるところからのみ仕入れる
法律や規約などを厳守しようとすれば
正直商売にならない…という現実はありますが
万が一ということもあるので、知識だけはしっかりと身について
おいたほうがいいでしょう。
ここでの記事を参考に、メルカリ仕入れを安全にやってみてください。
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