せどりについて調べていると、
「電脳仕入れ」
「電脳せどり」
という言葉をよく見かけると思います。
「家にいながら仕入れができるなら、楽そう」
と感じる人もいるのではないでしょうか。
たしかに、電脳仕入れは自宅で完結できます。
しかし、私は、
電脳仕入れは、楽な仕入れ方ではない
と考えています。
特に中古品の電脳仕入れは、
新品とはまったく別物です。
私は中古せどりを8年やっていて、
いまはヤフオクをメインに、電脳仕入れをしています。
この記事では、
- 電脳仕入れとは何か
- 店舗仕入れとの違い
- メリットとデメリット
- 初心者はどう始めればいいのか
について、私の経験をもとにまとめてみました。
電脳仕入れとは、ネットで商品を仕入れることです

電脳仕入れとは、
インターネットで商品を仕入れることです。
リサイクルショップなどのお店に行って仕入れるのが「店舗仕入れ」。
ネットオークションやフリマサイトなどで仕入れるのが「電脳仕入れ」です。
電脳仕入れで仕入れて売るせどりを、
「電脳せどり」と呼ぶこともあります。
私の場合、仕入れ先はヤフオクがメインです。
電脳仕入れの特徴
電脳仕入れには、次のような特徴があります。
- 出品数が多い
- ライバルも多い
- 商品を手に取って確認できない
- 個人の出品者が多く、中にはいい加減な人もいる
- 検索のスピードは、店舗とは比べものにならない
実店舗の場合、
売っているのは企業であるのが普通です。
一方、ネットでは、個人の出品も多くあります。
説明があいまいだったり、
画像があいまいだったりすることもあります。
まれに、買っても届かない、ということもあります。
つまり、店舗よりもリスクが高い仕入れ方です。
しかし、そのかわりに、
大量の商品を、短い時間で検索できます。
新品と中古では、見るところがまったく違う
同じ電脳仕入れでも、
新品と中古では、まったく違います。
新品は、どれも新品です。
状態をチェックする必要は、ほとんどありません。
一方、中古品の場合は、
出品者の画像や説明文から、状態を読み取る力
が必要になります。
チェックするところが、
新品と中古では、まったく違うのです。
電脳仕入れのメリットは、自宅で完結して仕組み化しやすいこと

電脳仕入れのいちばんのメリットは、
自宅で完結できることです。
店舗仕入れは、
どうしても移動の時間がかかります。
電脳仕入れなら、移動は必要ありません。
自分は商品に触らずに、せどりができる
もう1つの大きなメリットは、
仕組み化しやすいことです。
例えば、
ネットで仕入れる
↓
外注スタッフのところに届く
↓
外注スタッフがFBAの倉庫に納品する
という流れができれば、
自分は自宅にいるだけで、
商品にも触ることなく、せどりができます。
店舗仕入れの場合は、
仕入れに行く時間も、持ち帰る手間もかかるので、
ここまでの仕組み化は難しいと思います。
デメリットは、状態の悪い商品が届くことがよくあること

一方で、デメリットもあります。
中古品の電脳仕入れでは、
- 思ったより状態が悪かった
- 届いたら、思ったように動かなかった
ということが、よくあります。
私の体感では、中古家電やカメラの場合、
20〜30%くらいは、説明文とのちょっとした違いや、不具合があります。
「動作品」として出品されていたのに、
故障品が届く。
こういったことは、日常茶飯事です。
それでも、返品率は平均8%ほどに抑えられています
では、状態が悪い商品が届いたら、どうするのか。
私の場合は、
- Amazonで売れる程度の問題なら、説明文に書いて、価格を下げて売る
- Amazonで売れない状態なら、ほかの販路で売る
といった工夫をしています。
その結果、Amazonに納品した商品の返品率は、
10%以下、平均8%ほどに抑えられています。
大事なのは「確率で考える」こと
ここで大事なのは、
説明と違う商品が届くことも、最初から織り込んでおく
ということです。
例えば、100件仕入れたら、
20%くらいは説明文と違うものが届く。
その一方で、
いいものが安く取れることもあります。
そのときは、高く売ります。
こうして、全体で調整するわけです。
1件1件の当たり外れで一喜一憂するのではなく、
確率で考える。
これが、電脳仕入れのポイントだと私は考えています。
オークションは「早い者勝ち」ではなく、落ちないのが普通です

電脳仕入れというと、
「ライバルが多くて、早い者勝ちなのでは?」
と思われがちです。
しかし、ヤフオクのようなオークションの場合、
早い者勝ちではありません。
一方で、オークションなので、
落札できないのも普通です。
私のように慣れていても、
落札率は20%ほどが普通です。
落札率より、入札数を増やす
落札率が20%なら、
- 100件入札して、20個
- 1,000件入札して、200個
を仕入れられる計算になります。
ここで、落札率を上げようとすると、
高く入札することになります。
すると、利益率が下がったり、
状態の悪いジャンク品ばかり仕入れることになったり、
といったデメリットが大きくなる可能性があります。
それよりも、
入札数を増やす方向でやったほうがいい
と私は考えています。
入札数を増やせば、
いいものを、確率で取れることもあるからです。
入札数を増やす方法は、主に2つです。
- 商品リストを増やす
- ツールで自動入札する
ヤフオク仕入れのコツについては、
「ヤフオク仕入れで稼ぐコツ」でも詳しく書いています。
電脳仕入れでも、粗利率40%ほどは維持できる
「電脳仕入れは、利益率が低い」
と言われることがあります。
しかし、私は、
電脳仕入れでも、粗利率40%ほどを維持しています。
ネットの、いい加減な出品が多いからこそ、
安く買える可能性があるからです。
利益率の考え方については、
「中古せどりで利益率が低い原因とは?粗利率40%を維持するために見直したいこと」で書いています。
私の電脳仕入れの流れ

参考までに、
私がヤフオクで電脳仕入れをするときの流れを紹介します。
1. BidMachineに商品リストを大量に入れて、リサーチする
2. 仕入れる商品の入札額などを、スプレッドシートに入力する
3. ツールで、CSVにまとめる
4. そのCSVを、BidMachineに入れる
5. あとは、BidMachineが入札する
Amazonの相場は、Keepaでチェックしています。
BidMachineとは
BidMachineは、
ヤフオクの自動入札ソフトです。
商品の検索から入札まで、
1つのソフトでできる、
ヤフオク仕入れに特化したツールです。
オークションの終了直前に、
自動で入札してくれます。
デメリットは、
入札のときにパソコンを起動しておく必要があることです。
ただ、ヤフオクの終了時間は、
ほとんどが夜に集中しています。
なので、パソコンを起動しておく時間は、決めておけます。
実際に使ってみて、
そこまで大きなデメリットではない、という印象です。
初心者は、店舗仕入れと並行して始めるのがおすすめです

では、初心者は、どのように始めればいいのか。
私がおすすめするのは、
店舗仕入れと電脳仕入れを並行することです。
店舗仕入れは、
商品知識をつけるのに最適です。
運がよければ、仕入れができることもあります。
一方、電脳仕入れは、
運では、なかなか仕入れができません。
私も、最初はヤフオクで仕入れができませんでした
私も、せどりを始めて割とすぐに、
ヤフオクを調べました。
しかし、仕入れができませんでした。
そこで、店舗でも仕入れを始めて、
店舗と電脳を同時にやっていました。
副業のときは、
仕事から帰ってきてから、夜にリサーチをしていました。
電脳仕入れは、
仕入れができなくても、損はしません。
商品知識や相場のチェックにもなります。
なので、最初から電脳仕入れをやってみるのは、あり
だと思います。
店舗から始める理由については、
「せどり初心者はまず店舗から始めるべき理由」でも書いています。
電脳仕入れは、最初は仕入れができなくて当然です

電脳仕入れを始めて、
仕入れができないと、
「自分には向いていないのかも」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、
最初は仕入れができなくて、普通です。
それは、能力が足りないからではありません。
電脳仕入れは、
積み上げがものをいう仕入れ方だからです。
積み上げるのは「商品リスト・商品知識・出品者リスト」
電脳仕入れで積み上げていくのは、
次の3つです。
- 商品リスト
- 商品知識
- 出品者リスト
これらを地道に積み上げていくことが、
後々の仕入れの安定につながります。
最初から仕入れができないのは当然、
ということについては、
「初心者がいきなり電脳せどりを始めても、仕入れができないのは当然です」でも詳しく書いています。
誰もが安心できる出品は、落ちない
もう1つ大事なのが、
どこを狙うかです。
誰が見ても安心できる出品には、
入札が群がります。
なので、落札できないのが普通です。
そこを狙うのは、初心者です。
上級者は、
- 商品的に、問題がありそう
- 出品者的に、問題がありそう
- だけど、多分大丈夫だろう
という、微妙なところしか狙いません。
そして、その見極めに必要なのが、
商品リストの質と、商品を見極める力です。
昔の私は、安心できる商品ばかり狙っていました

実は、私も昔は、
- 安心できる商品
- 安心できる有名ショップ
ばかりを狙っていました。
しかし、なかなか落札できませんでした。
そこで視点を変えて、
人が見ないところを、いかに見るか
という考え方でやるようになりました。
それからは、
仕入れが安定するようになりました。
電脳仕入れが向いているのは、コツコツ積み上げられる人です

電脳仕入れが向いているのは、
次のような人だと思います。
- 自宅で、一人でコツコツやれる人
- 同じ作業でも、やりきれる人
- コツコツ積み上げることに、やりがいを持てる人
逆に、
- すぐに結果が出ないと続けられない人
- 同じ作業の繰り返しが苦痛な人
には、電脳仕入れは向いていないかもしれません。
電脳仕入れは、
派手なやり方ではありません。
地道な積み上げが、そのまま結果に出る仕入れ方です。
まとめ

電脳仕入れについて、
私の経験をもとにまとめました。
- 電脳仕入れとは、ネットで商品を仕入れること
- 中古の電脳仕入れは、画像や説明文から状態を読み取る力が必要
- メリットは、自宅で完結でき、仕組み化しやすいこと
- デメリットは、状態の悪い商品が届くことがよくあること
- 説明と違う商品が届くことも織り込んで、確率で考える
- オークションは落ちないのが普通。落札率より入札数を増やす
- 初心者は、店舗仕入れと並行するのがおすすめ
- 最初は仕入れができなくて当然。商品リスト・商品知識・出品者リストを積み上げる
電脳仕入れは、最初から結果が出るものではありません。
まずは、店舗仕入れと並行しながら、
ネットで相場を調べるところから始めてみてください。
